キャディの魅力 ~前編~

一言でキャディといっても流れるような仕事をこなすには沢山の経験を積む必要があります。
キャディに必要なのは心技体。
お客様をもてなす心と距離や風を読む技術、そして4人のお客様をサポートする体力。
この3つをバランスよく保てないとキャディの仕事はできません。

夏の暑い日や朝から雨が降る1日。もしかしたら家を出てくるときに何か嫌なことがあるかもしれません。
でも、いざ仕事になると五感を研ぎ澄ましてボールが空気を切る音や球筋を見分ける。
グリーンの傾斜を読み、グリーンのマウンドを足の裏で感じる。
体に感じる全てをお客様に伝えお客様のプレイをサポートする。とてもやりがいのある仕事です。

朝、お客様と初めて会う時に挨拶します。
その時にお客様の雰囲気や仕草を見てどのように1日接するべきかを考えます。そしていざスタート。
実際キャディさんはお客様のボールを打つ音や初速でボールの高さを想像します。
そしてボールが飛んだだろうと思う所を目で捉え落下地点も大体予測することができます。

風に関しても昨日の天気がどんなで明日天気がどうなるかで風の向きを予測し実際に吹いている風と合わせて計算します。
なぜなら風は単純にひとつの方向に吹いているわけでは無いからです。
これはゴルフ場のその地形を知っているキャディさんだから出来る術です。

自然と向き合う素晴らしいスポーツ。ゴルフを愛して止まない魅力は、こんな一面からも垣間見ることが出来ます。

次週は、キャディ目線でグリーンの読み方についてご説明します。

 

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