第2回 三甲ミッドレディスゴルフトーナメント ゼロホールカップ開催報告

ポプラの木も、陽のあたる上の方から黄色く色づき始めました。澄んだ青空と鮮やかな色のコントラストは、先日行われた女子プロの試合を思い出します。

9月25日(金)〜27日(日)の3日間にて、第2回 三甲ミッドレディスゴルフトーナメント ゼロホールカップが盛大に開催されました。
本競技は、プロとアマが2名ずつ1組となって、プロは3日間のストロークプレー、アマは1日ごとのストロークプレーとして行われます。

この大会の面白さは、プロトーナメントを間近で見ることができ、プロにアドバイスをもらったりプライベートな会話を楽しむことができるところです。そしてスペシャルボーナス企画としてアマチュアのスコアには、同組のパートナープロがバーディーを取った際、自分のスコアもバーディと変更できるのです。プロがバーディをとるとプロ以上に同伴者もバーディを喜ぶと言う大盛り上がりのゲームとなるのです。

初日は、朝から大雨の影響を受け、途中で中断となりプロの部は雨天中止となりました。

2日目からは、昨日までの天候とは一転、清々しい秋晴れとなりました。プロのしなやかなスイングと乾いた打球音や勝負に対する鋭い眼差しなど、テレビでは伝わりにくい雰囲気を味わうことができました。
コースでは、11フィートを超すグリーンに攻めあぐみ、ため息が生まれる展開となりましたが、プロのバーディが出るたびにあちらこちらで歓声が響きました。トップ2アンダーに8人が並び、3打差までに15人がひしめく大混戦となりました。

最終日、宅島美香プロや土肥くるみプロなど、優勝経験者がバーディを重ねるも、なかなか集団からは抜け出せない展開に。そんな中、最終組から8組前でスタートした林佳代子プロが、最終ホールも3メートルの難しいフックラインを決めトータル4アンダーフィニッシュ。

バックナインの難しいホールを見事切り抜けた林プロが、優勝を飾りました。林プロの談話として、「いつも大詰めで崩れることが多くありましたが、同伴プレーヤーに支えられて勝ち抜くことができました。普段味わうことのできない心強さや楽しさが、良い結果につながったと思います。連日の雨が嘘のように仕上がったコースコンディションや地の利を生かした食材のおいしさ、とても良い温泉も自分のパワーになったと思います。」との感想でありました。林プロ、優勝おめでとうございます。

また他の参加プロからも、「今のゴルフは道具にも助けられて飛距離を追い求めがちで、プロの試合や普段のコースまでもが、長ければ良いようなコースセッティングとなっていますが、ゴルフ本来の楽しみは、ドッグレッグしたホールのコース戦略であったり、グリーン周りのアンジュレーションからの多彩なアプローチであったり、本当の楽しさを味わうことのできるコースがここにあると思う。」との感想をいただきました。

ゴルフは、いくつになっても楽しめるスポーツとして、またプロとアマが同じフィールドで楽しめるスポーツとして、素晴らしい社交場であると思います。プロのゴルフへの取り組みを間近で感じながら、参加された皆様は、興奮冷めやらぬまま帰路につかれました。

来年もこの大会は続きます。ふとしたキッカケで自分のゴルフ感が変わるかもしれません。

次回は、このブログを読んで頂いた皆さまのご参加お待ちいたしております。

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